在来線の旅客車の最長編成は関東が15両、東海が10両、関西が12両等と地域ごとの輸送に応じて異なっています。この中で一番長いのが関東の15両である事はすでにご存知の方も多いと思われます。

ところがかつては更に長い電車が走っていたのです。それは今はなき東海が急行で走ってた頃で当時は153系による12両編成で運転されていたんですが、81年から85年まで(その間に153系から165系への置き換えがあった。)東京から国府津まで急行ごてんばと併結して運転されていたので(ごてんばは167系の4両編成)東京・国府津間では旅客者のみでは最長となる16両編成で運転されていたのです。

その後85年にごてんばが廃止されたので東海は再び全区間12両に戻ったのです。その後東海は減車を繰り返しながら96年に373系に置き換えられて特急に格上げされ、2007年に廃止されました。なお、東京・国府津間ではホームが最長でも15両分までだったので該当列車は最後尾1両はドアカットしてました。但し、東京駅と国府津駅ではどうなってたかは不明です。

80系が現役だった頃には荷物車を連結して16両では知ったことはありますが、全て旅客車の16両編成が定期で運転されたのは後にも先にもこの時だけです。

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